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最終更新:2026年7月5日

最近「こどもNISA」って言葉をよく見るんです…。子どもの教育資金づくりに使えるって聞いたけど、むかしの「ジュニアNISA」と何が違うの?むずかしそうで、よくわからなくて。

大丈夫、やさしく順番に話すね。こどもNISAは、2027年1月にスタート予定の「子ども向けの新しいNISA」。教育資金づくりの心強い味方になりそうな制度だよ。でも一つだけ先に約束ね——教育資金のぜんぶを投資にするのはNG。まずは家計の土台が先。そこも含めて、今日はまるごと解説するね。
先に結論(3つだけ)
こどもNISAは2027年1月開始予定の0〜17歳向けの新制度。年間60万円・生涯600万円を上限とする案が示されていて、その範囲なら税金ゼロで投資できる見込みです(まだ「予定」の段階)。
廃止されたジュニアNISAと違い、12歳以降は条件付きで引き出せる予定。前より使いやすくなりそうです。
それでも教育資金の全額を投資に頼るのはNG。まず生活費の現金を確保してから、児童手当くらいの無理のない金額で、が安心です。
※ こどもNISAは2025年12月に決まった「令和8年度税制改正大綱」で示された制度で、本記事は2026年7月時点の情報です。細かいルールは今後変わる可能性があります。最新の内容は金融庁などの公式情報でご確認ください。
この記事でわかること
- こどもNISAとは?いつから始まる?(対象・金額・2027年1月開始予定)
- ジュニアNISAと何が変わる?(引き出しルール)
- 児童手当を使った教育資金づくりの試算
- その前に大事なこと(投資より家計の土台が先)
- どの証券会社で始められる?
- メリットと、知っておきたい注意点
- 今からできる準備
- よくある質問
こどもNISAとは?いつから始まる?(対象・金額・2027年1月開始予定)

ぴよっ?そもそも「こどもNISA」って、どんな制度で、いつから始まるんですか?
こどもNISAは、2027年1月開始予定の、0〜17歳の子ども向けの新しいNISA制度です。2025年12月に決まった「令和8年度税制改正大綱」で示されました。
いつから? → 2027年1月開始(予定)
こどもNISAの開始予定は2027年1月です。2025年12月の「令和8年度税制改正大綱」で示された案で、正式なスタート時期や細かいルールは、今後の法令整備で確定していきます。今すぐ始められる制度ではないので、あわてなくて大丈夫。まずは情報を知っておくところから始めましょう。
2023年で終わった「ジュニアNISA」に代わる、新たな子ども向け非課税投資の制度として注目されています。
なお「こどもNISA」は、わかりやすく呼ぶための通称的な言い方です。金融庁の資料では、NISAの「つみたて投資枠」の対象年齢を0〜17歳にも広げる新しいしくみ、という形で説明されています。本記事では、親しみやすいように「こどもNISA」と呼んで解説していきますね。
用語:NISA(ニーサ)って何?
投資でふえたお金(もうけ)に、税金がかからなくなる、おトクな国の制度のことです。
ふつうは、投資のもうけに約2割(20.315%)の税金がかかります。それがNISAの中ならゼロ。こどもNISAは、その子ども版というイメージです。
いまわかっている基本情報を、表にまとめました。
| 項目 | こどもNISA(予定) |
|---|---|
| 開始時期 | 2027年1月(予定) |
| 対象年齢 | 0歳〜17歳 |
| 年間に投資できる額 | 60万円を上限とする案 |
| ためられる上限(生涯) | 600万円を上限とする案 |
| 買えるもの | つみたて投資枠の対象商品(一定の投資信託) |
| 引き出し | 原則12歳まで制限・以降は条件付きで可(予定) |
※ 制度の開始時期も含め、金額やルールは「予定」の段階で、今後の法令整備によって変更される可能性があります。最新は金融庁のNISA特設サイトで確認できます。
なぜ今「子ども向けNISA」が復活するの?

ぴよぴよ…ジュニアNISAが終わったばかりなのに、どうしてまた作るんですか?

じつはジュニアNISA、「使いにくい」と言われて、あまり広がらなかったんです。その反省をいかして、もっと使いやすく生まれ変わるんだよ。
ジュニアNISAが伸びなかった、いちばんの理由がこれです。
- 原則18歳まで引き出せず、急な教育費に使えなかった
- 途中で引き出すと、過去のもうけにさかのぼって税金がかかる仕組みだった
- 結果として「使いにくい」というイメージが広がってしまった
新しいこどもNISAは、この「使いにくさ」を改善した設計になる予定です。
正直、私もジュニアNISAは「引き出せないからこわい」という印象でした。新しいこどもNISAは、その不便さをちゃんと直してくれそうで、印象がガラッと変わりましたね。
ジュニアNISAと何が変わる?

ぴよっ、具体的に何が変わるのか、表で見たいです!
| 項目 | ジュニアNISA(旧) | こどもNISA(新・予定) |
|---|---|---|
| いつ | 2023年で廃止 | 2027年1月〜(予定) |
| 対象年齢 | 0〜19歳 | 0〜17歳 |
| 年間の枠 | 80万円 | 60万円 |
| 引き出し | 原則18歳まで不可 | 12歳以降の引き出しを認める方向で検討中 |
| 途中で引き出すと | 原則18歳まで引き出し制限あり (途中で引き出すと、過去の利益が課税される場合があった) |
非課税のまま引き出せる予定 |
| 18歳になったら | 新NISAへ移行 | 大人のNISAへ引き継ぐ方向(予定) |
いちばんの変化は「12歳から引き出せる」こと
こどもNISAの大きな改善点は、12歳以降、進学費用などを理由とした引き出しが認められる方向で検討されているところです。現時点で示されているのは、こんなイメージです。
- 進学費用など、子どものための資金として使う場合に引き出せる方向
- 引き出しても、過去のもうけに税金がかからない見込み
具体的な条件(子ども本人の同意の要否や、親権者からの申し出など)は、今後確定していく予定です。これが実現すれば、中学・高校・大学の進学など、お金が必要なタイミングに合わせて使いやすくなりそうですね。
用語:ロールオーバー
非課税の期間が終わるときに、持っている投資商品を別の非課税口座へ「お引っ越し」させる仕組みのこと。
こどもNISAでも、18歳以降は大人向けのNISAへ引き継げる方向で、制度の設計が進められています。
児童手当を使った教育資金づくりの試算

ぴよっ、児童手当をコツコツ積み立てたら、18年後にいくらになるんですか?

あくまで「もしも」の試算だけど、けっこう大きな数字になるんだよ。順番に見てみようね。
2024年10月に児童手当が拡充され、所得制限がなくなり、高校卒業まで受け取れるようになりました。いまの支給額はこちらです。
- 0歳〜3歳未満:月15,000円(第3子以降は月30,000円)
- 3歳〜高校卒業:月10,000円(第1子・第2子)
- 3歳〜高校卒業:月30,000円(第3子以降)
第1子・第2子の場合、0歳から高校卒業までに受け取る児童手当は、合計で約234万円になります(15,000円×3年+10,000円×15年)。
この約234万円を、もし全額こどもNISAで積み立てたら——という試算がこちらです。
| 運用利回り(仮定) | 18年後の試算額 |
|---|---|
| 0%(ためるだけ) | 約234万円 |
| 年利1%で運用できた場合 | 約257万円 |
| 年利3%で運用できた場合 | 約316万円 |
※ 一定の利回りが18年続いたと仮定した、ざっくりした試算です。実際の利回りは年ごとに変わり、元本割れ(投資したお金より減る)の可能性もあります。将来の運用成果を保証するものではありません。
あくまで「もしも」の数字ですが、使わずに育てておくと、子どもの進学のときの選択肢が広がるかもしれない、というイメージはつかめますね。
用語:複利(ふくり)
もうけが、さらに次のもうけを生んでいく、雪だるまのような効果のこと。
0歳から18年という長い時間をかけられるのが、子ども向け投資の大きな強みです。
毎月いくら積み立てる?無理のない金額の目安
「児童手当の全額」だけでなく、毎月の積立額を変えた場合の試算も見ておきましょう。
| 毎月の積立額 | 18年間の積立合計 | 年利3%で運用できた場合の試算 |
|---|---|---|
| 5,000円 | 108万円 | 約143万円 |
| 10,000円(児童手当の一部) | 216万円 | 約287万円 |
| 15,000円(3歳までの満額くらい) | 324万円 | 約430万円 |
※ 同じく年利3%が続いたと仮定した試算です。利回りは変動し、元本割れの可能性もあります。
現時点で示されている案では、ためられる上限は子ども1人あたり生涯600万円とされています。そのため、児童手当くらいの金額(月1〜1.5万円)なら、18年かけても上限には十分余裕があると考えられます。

私なら、まずは児童手当の範囲(月1万円前後)から考えるかな。家計の余裕は人それぞれだから、無理のない金額で大丈夫。金額は、あとからいつでも変えられるからね。
その前に大事なこと:教育資金の全額を投資に回さないで

こどもNISA、よさそう!じゃあ貯金ぜんぶ回しちゃおうかな…?

ストップ〜!それがいちばん危ないパターンなの。教育資金の全額を投資にするのはNG。投資は、家計の土台ができてから、が鉄則だよ。
こどもNISAは投資です。投資したお金は、急に必要になったときに値下がりしている可能性があります。下がっているときに売ると、損が確定してしまいます。
だから、こどもNISAを始める前に、まず確認してほしいのがこの2つです。
- 生活費の3〜6か月分の現金が、預金で用意できているか(もしもの備え)
- 毎月の家計に、無理なく積み立てられる余裕のお金があるか
教育資金も、全額を投資にするのではなく、「すぐ使う予定のお金は預金」「10年以上先のお金は一部を投資」と分けて考えると安心です。預貯金や学資保険と組み合わせるのも、かしこい方法です。
👉 もしもの備え(生活防衛資金)のためかたは、こちらでくわしく解説しています:生活防衛資金はいくら必要?貯金ゼロ・手取り20万から始める超初心者の作り方【2026年】
👉 そもそも家計に余裕がない…という方は、まずここから:手取り20万円・貯金ゼロから始める家計の整え方|月3万円貯める3ステップ
👉 「投資額って、いくらにすればいいの?」という方は、こちらもどうぞ:NISA貧乏にならない投資額の決め方|貯金ゼロ・手取り20万でもOK【2026年】
どの証券会社で始められる?

ぴよっ、結局どこの証券会社で開設すればいいの?

じつは2026年7月時点では、まだ各社の対応は発表されていないんです。でも今の新NISAの状況から、大手ネット証券は対応しそうかなと予想してるよ。
こどもNISAの取り扱いについて、各証券会社の正式発表はまだですが、新NISAに対応している大手ネット証券(楽天証券・SBI証券・マネックス証券など)は、対応する可能性が高いと考えられます。
選ぶときのコツ
子ども口座を、親と別の証券会社で開くと、ログインや入金の管理がバラバラになって大変です。
親自身が新NISAで使っている証券会社で、こどもNISAも開くのが、いちばんラクだと思います。
私自身は楽天証券で新NISAを利用していますが、証券会社ごとに手数料やポイントの特徴は異なります。こどもNISA対応が発表されたら、各社を比べたうえで、できれば親の口座と同じ会社で開設したいなと思っています。家族の口座を1社にまとめておくと、管理がぐっとシンプルになりますよ。
👉 楽天証券での新NISAの始め方は、こちらでスマホ画面つきで解説しています:楽天証券で新NISAの始め方|知識ゼロの初心者がスマホだけで月3万円から【2026年版】
👉 SBI証券で始めたい方はこちら:SBI証券で新NISAの始め方|初心者向け3ステップと三井住友カード連携【2026年】
メリットと、知っておきたい注意点

ぴよぴよ…いいことばかりじゃないですよね?注意点も知りたいです。
メリット
- 0歳から長い時間をかけられる。複利が働きやすい
- もうけに税金がかからない(ふつうは約2割の税金がゼロに)
- 12歳以降は条件付きで引き出せる予定。教育資金として使いやすい
- 親のNISAとは別枠。家族全体で使える非課税の枠が広がる
- 18歳以降は大人のNISAへ引き継ぐ方向で制度設計が進められている
注意点
- 元本割れの可能性がある。投資なので、必ず増えるわけではありません
- 12歳までは引き出し制限。急な出費にはすぐ使えないことも
- 買えるのはつみたて投資枠の商品のみ。個別の株は買えません
- 口座の管理は親が行う。親に少し手間がかかります
- 2027年1月までは始められない。今すぐ始めたい場合は別の方法を
私がいいなと思うのは、やっぱり「12歳以降は引き出せる」ところ。ジュニアNISAの「18歳まで動かせない」が心理的にハードルだったので、ここがゆるむだけで、ぐっと使いやすくなりそうだなと感じます。
今からできる準備

こどもNISAは2027年スタートだから、今すぐ焦らなくて大丈夫。でも「待つだけ」より、今から少し準備しておくと、始めるときにスムーズだよ。
2027年に万全な状態でスタートするために、今からできることは、この3つです。
- まず親自身の新NISAを始めて、投資に慣れておく。これが一番の準備になります
- つみたて投資枠の商品を1〜2本リサーチ。手数料(信託報酬)の低いインデックスファンドが基本です
- 家計の中で「教育資金」のお金を分けておく。月いくらまでなら無理なく積めるか把握しておきましょう
用語:インデックスファンド
日経平均や米国株の指数など、市場全体の動きにまとめて投資できる投資信託のこと。
1本で幅広く分散でき、手数料も低めなので、初心者の長期つみたてによく選ばれています。
👉 親の新NISAで、何を買えばいいか迷う方はこちら:新NISA 初心者の銘柄の選び方|オルカンvsS&P500と初心者が避けたい投信【結局どれ】
👉 「実際どのくらい増減するの?」が気になる方は、私の月3万円のリアルな記録もどうぞ:新NISA月3万円を3ヶ月続けた実績|初心者のリアルな増減を正直公開【楽天証券】
よくある質問
Q1. こどもNISAはいつから始められますか?
2027年1月開始予定です。ただし、細かい手続きやルールは今後決まっていく見込みなので、それまでは金融庁などの最新情報を確認しておくと安心です。
Q2. 親のNISAとは別枠ですか?
はい、別枠の予定です。親が新NISA(年間360万円の枠)を使っていても、子ども1人につき年間60万円を上限とするこどもNISA枠が、別に設けられる方向で検討されています。
Q3. 引き出しはいつから可能ですか?
12歳以降、進学費用などを理由とした引き出しが認められる方向で検討されています。子ども本人の同意の要否など、具体的な条件は今後確定する予定です。
Q4. 18歳になったらどうなりますか?
18歳以降は、それまでの資産を大人向けの通常のNISAへ引き継げる方向で、制度の設計が進められています。具体的な移管の方法は今後確定する予定です。
Q5. 祖父母がお金を出して積み立てできますか?
現時点では、口座の名義やお金の出し方(拠出方法)の細かいルールがまだ確定していません。正式なルールは今後発表される予定なので、最新情報を確認しておきましょう。
Q6. 兄弟(きょうだい)それぞれで口座を作れますか?
制度案どおりなら、子ども1人ごとに口座を開設できる見込みです。それぞれに年間60万円・生涯600万円を上限とする案が示されていますが、詳しい条件は今後確定します。
Q7. 学資保険とどちらがいいですか?
どちらが優れているとは一概に言えません。学資保険は「元本割れしにくい安心感」、こどもNISAは「長期運用での増加が期待できる代わりに元本割れの可能性もある」のが特徴です。両方を組み合わせて、リスクを分けるのも有効な考え方です。
Q8. 貯金がほとんどなくても始めた方がいいですか?
あわてなくて大丈夫です。まずは生活費の3〜6か月分の現金(もしもの備え)を用意するのが先。そのうえで、家計に無理のない範囲で少額から始めるのが安心です。教育資金の全額を投資に頼らないのが、いちばん大事なポイントです。
Q9. こどもNISAが始まる前に、今から教育資金の準備を始める方法はありますか?
あります。たとえば、親自身の新NISAで教育資金分を準備する方法や、こども名義の預金でコツコツ貯めていく方法です。ただし、お金の名義や贈与税(人にお金をあげたときにかかる税金)の扱いには注意が必要なので、心配なときは税務署や専門家に確認しながら進めると安心です。いずれにしても、まずは生活費の現金を確保したうえで、無理のない範囲から始めましょう。
Q10. 「こどもNISA」は正式名称ですか?
「こどもNISA」は、わかりやすく呼ぶための通称的な表現です。制度としては、NISAの「つみたて投資枠」の対象年齢を0〜17歳にも広げる案として説明されています。正式な名称や細かいルールは、今後の法令整備で決まっていく予定です。
まとめ
「こどもNISA」と聞くと難しそうですが、ポイントはシンプルです。
1. 2027年1月開始予定の、0〜17歳向けの新しいNISA(年間60万円・生涯600万円・つみたて投資枠)。まだ「予定」の段階。
2. ジュニアNISAと違い、12歳以降は条件付きで引き出せる予定で、前より使いやすくなりそう。
3. それでも、教育資金の全額を投資に頼らないこと。まず生活費の現金を確保してから、児童手当くらいの無理のない金額で。
こどもNISAは2027年スタートなので、今は焦らなくて大丈夫。まずは親自身が新NISAで投資に少しずつ慣れておくのが、いちばんの準備になります。子どもの未来のために、今のあなたのペースで、小さな一歩から始めてみてくださいね。

ぷいちょ
お金そだて🌱 運営者
金融初心者から資産形成をスタート。家計の将来不安をきっかけに新NISAデビューして、楽天VTI月3万円を楽天カード自動買付でコツコツ積立中。「無理せず、コツコツ、私のペースで」をモットーに、初心者目線でわかりやすい言葉で資産形成を発信しています。


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