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「投資の前に、まず生活防衛資金を貯めましょう」ってよく聞くんですけど…貯金ゼロの私には、もう無理ゲーな気がして。いくら貯めればいいのかも分からないし、聞くだけで胃が痛いです…。

大丈夫、深呼吸して。最初に安心してほしいことを言うね——生活防衛資金は、一気に貯めなくていいの。ゴールは「生活費の数ヶ月分」だけど、スタートは月数千円でOK。今日は「いくら・どこに・どうやって」を、中学生でも分かる言葉で、ゆっくり順番に説明するね。
先に結論(3つだけ)
生活防衛資金は「もしも」のときに生活を止めないお守り貯金。目安は会社員なら生活費の3〜6ヶ月分、自営業・子育て世帯は6ヶ月〜1年分です。
投資より先に用意するのが基本。でも一気にじゃなくてOK。まずは「生活費1ヶ月分」を最初のゴールに、月数千円からコツコツで大丈夫です。
置き場所はすぐ引き出せる普通預金。投資や定期にはしません。せっかくなら、ふつうの銀行より金利が高いネット銀行に置くと、少しだけお得です。
※ 預金金利は各銀行の公式発表で予告なく変わります。本記事の金利は2026年6月時点の各行公式情報にもとづく数値です(出典:あおぞら銀行・楽天銀行 各公式サイト)。最新は必ず公式でご確認ください。
この記事でわかること
- そもそも生活防衛資金って何?(ふつうの貯金との違い)
- いくら必要?手取り20万円のリアルな目安
- なぜ投資より先に必要なの?
- どこに置く?すぐ下ろせて少し増える場所
- 貯金ゼロから無理なく貯める3ステップ
- よくある質問
そもそも生活防衛資金って何?

そもそも、ふつうの貯金とは違うんですか?貯金は貯金じゃ…?

いい質問!同じ「貯金」でも役割がぜんぜん違うの。生活防衛資金は「普段は使わないけれど、もしもの時のために残しておくお金」。旅行や家電みたいに「近いうちに使う予定があるお金」とは、わざと分けて置いておくのがコツだよ。
用語:生活防衛資金
病気・ケガ・失業・収入ダウンなど、急に収入が減ったり、まとまった出費が出たときに、いつもの生活を止めずに乗り切るためのお金のこと。「攻め」のお金(投資)ではなく、「守り」のお金です。別名、緊急予備資金とも呼ばれます。
たとえば、急に仕事を辞めることになったり、体調をくずして働けなくなったり。スマホやエアコンが突然こわれて、数万円が一度に飛んでいくこともあります。そんなとき、このお守り貯金があれば、慌てずに済む。逆に無いと、カードローンや借金に頼ることになり、そこから家計が崩れていきます。
私も昔は「貯金=全部ひとまとめ」でした。でも、旅行用と防衛用がごちゃ混ぜだと、いざというとき「これは使っていいお金?」と迷うんですよね。口座を分けただけで、心がすごくラクになりましたよ。
いくら必要?手取り20万円のリアルな目安

で、結局いくら貯めればいいんですか?100万円とか聞くと、それだけで気が遠くなります…。

金額は「貯金額」じゃなくて「毎月の生活費」から逆算するの。計算式はかんたん、毎月の生活費 × 何ヶ月分、それだけ。何ヶ月分かは、働き方で変わるよ。
この「生活費の3〜6ヶ月分」という目安は、金融機関やファイナンシャルプランナー(FP)の解説でも一般的に示されている考え方です(金融機関・FPの公開情報を参考)。働き方・家族構成によって、次のように考えます。
| タイプ | 目安(生活費の何ヶ月分) | 理由 |
|---|---|---|
| 会社員・公務員(独身) | 3〜6ヶ月分 | 失業保険や傷病手当金など、公的なサポートを受けやすいため |
| 会社員・公務員(家族あり・子育て) | 6ヶ月〜1年分 | 守る人数が多く、急な出費も増えやすいため |
| 自営業・フリーランス | 6ヶ月〜1年分 | 失業保険がなく、働けないと収入がゼロになりやすいため |
ここでいう「生活費」には、家賃・食費・光熱費・通信費・保険料など、毎月ほぼ必ず出ていく支出を含めます。旅行や外食のような「ときどきの出費」ではなく、“暮らしを続けるために最低限かかるお金”と考えてください。
たとえば手取り20万円で、毎月の生活費が16万円の人なら、こうなります。
- 3ヶ月分:16万円 × 3 = 48万円
- 6ヶ月分:16万円 × 6 = 96万円
他の手取りでも、計算のしかたはまったく同じです。「うちの場合はいくら?」がひと目でわかるように、早見表にまとめました。
| 手取り | 毎月の生活費(例) | 1ヶ月分 | 3ヶ月分 | 6ヶ月分 |
|---|---|---|---|---|
| 15万円 | 12万円 | 12万円 | 36万円 | 72万円 |
| 20万円 | 16万円 | 16万円 | 48万円 | 96万円 |
| 25万円 | 20万円 | 20万円 | 60万円 | 120万円 |
※ 毎月の生活費は手取りの約8割で試算した一例です。家賃や固定費はご家庭ごとに違うので、ご自身の「毎月の生活費」に置きかえて計算してください。まずは表の「1ヶ月分」が、最初のゴールの目安になります。

「96万円」って数字だけ見ると、しんどく感じるよね。でも大丈夫。いきなり満額を目指さなくていいの。まずは生活費1ヶ月分(この例なら16万円)を最初のゴールにしよう。それだけでも、心の余裕がまるで変わるよ。
最初のゴールは「生活費1ヶ月分」
1ヶ月分が貯まったら、次は「2ヶ月分」「3ヶ月分」と階段を1段ずつ。満額(3〜6ヶ月分)は、何年かかってもOKです。大事なのは金額より「やめずに続けること」。
なぜ投資より先に必要なの?

新NISAも気になるんですけど…貯金と投資、どっちを先にやればいいんですか?

順番は「生活防衛資金が先、投資はあと」が基本だよ。理由はね、防衛資金がないまま投資を始めると、急な出費のときに投資をムリに売る羽目になるからなの。
投資(新NISAなど)は、値段が上がったり下がったりします。もし防衛資金がないと、急にお金が必要になったとき、値下がりしている最悪のタイミングで売って、損を確定させてしまうことがあります。これは初心者がいちばん避けたいパターンです。
逆に、お守り貯金がしっかりあれば、相場が一時的に下がっても「これは使わないお金だから」とどっしり構えていられます。投資を続けるための“土台”が、生活防衛資金なんです。
「全部貯めてから投資」じゃなくてもいい
満額の防衛資金が貯まるまで投資を1円もしない、と決める必要はありません。「生活費1ヶ月分くらいの“最低ライン”ができたら、防衛資金の積み立てと並行して、新NISAを月1,000円など少額で始める」のも、現実的でムリのないやり方です。焦らず、両方を少しずつ育てていきましょう。
👉 新NISAの始め方はこちら:楽天証券で新NISAの始め方|知識ゼロの初心者がスマホだけで月3万円から【2026年版】
👉 実際に月3万円を積み立てたリアルな増減はこちら:新NISA月3万円を3ヶ月続けた実績|初心者のリアルな増減を正直公開【楽天証券】
どこに置く?すぐ下ろせて少し増える場所

貯めた防衛資金って、ふつうの銀行に置いておけばいいんですか?

鉄則は「すぐ引き出せること」。だから投資や、すぐ下ろせない定期預金にはしないでね。そのうえで、せっかくならふつうの普通預金より金利が高いネット銀行に置くと、ちょっとだけお得だよ。
生活防衛資金の置き場所には、3つの条件があります。
- すぐ引き出せる(いざというときに使えないと意味がない)
- 元本が減らない(投資はNG。減っては「お守り」になりません)
- できれば金利が高い(同じ預けるなら、少しでも増えるほうがうれしい)
この3つを満たすのが、ネット銀行の普通預金です。大手銀行の普通預金より金利が高いことが多く、それでいてスマホからいつでも引き出せます。代表例を、条件とあわせて見てみましょう。
▼ ネット銀行の普通預金 金利くらべ(2026年6月3日時点)
| 銀行(普通預金) | 金利(年・税引前) | 主な条件 |
|---|---|---|
| あおぞら銀行 BANK支店 | 0.75%(100万円まで/超えた分は0.5%) | 給与振込や証券連携などの条件なしで適用 |
| 楽天銀行(マネーブリッジ利用) | 0.38%(1,000万円まで) | 楽天証券と口座連携(マネーブリッジ)の設定が必要 |
| 楽天銀行(通常) | 0.30% | 連携なしの基本金利 |
金利だけ見れば、条件なしで0.75%のあおぞら銀行 BANK支店は強力です。一方、楽天証券で新NISAをやっている(これからやる)人なら、楽天銀行のマネーブリッジが相性ばつぐん。証券口座と銀行をつないでおくと、普通預金の金利が上がるうえに、投資のお金の移動もスムーズになります。
用語:マネーブリッジ
楽天銀行と楽天証券の口座を“つなぐ”無料の設定のこと。つなぐだけで、楽天銀行の普通預金金利が通常0.30%から0.38%(1,000万円まで・2026年6月時点)にアップします。証券口座へのお金の移動もワンタッチになり、新NISAとの相性がいいのが特長です。

銀行が万が一つぶれたら、お金は戻ってこないんですか…?それも不安で。

そこは「ペイオフ」という仕組みで守られているから安心して。1つの銀行につき、預金1,000万円までとその利息は、国の制度で保護されるの。生活防衛資金くらいの金額なら、1つの銀行に置いておいても問題ないよ。
用語:ペイオフ(預金保険制度)
万が一、銀行が破綻しても、1金融機関ごとに預金1,000万円までとその利息が法律で保護される仕組みです。生活防衛資金は1,000万円も貯めることはまずないので、一般的な範囲であれば、多くの場合は1つの銀行に置いていても問題ありません。
貯金ゼロから無理なく貯める3ステップ

気合いを入れても、毎月いつもお金が残らないんです。どうやって貯めれば…?

「残ったら貯金」だと、永遠に貯まらないの(私も昔そうだった)。コツは逆で、先に貯めて、残りで暮らす。これを自動化すれば、意志の力はいらないよ。3ステップで説明するね。
ステップ1:給料日に「先取り」で別口座へ
給料が入った日に、決めた金額を自動で別の口座へ移します。多くのネット銀行には「毎月◯日に自動で振り替え」する無料の機能があるので、一度設定すれば、あとは何もしなくてOK。「使う前に、先に避難させる」のが最大のコツです。
ステップ2:金額は小さく、続けられる額で
最初から大きくしないこと。月3,000円〜1万円でも立派なスタートです。月5,000円でも、1年で6万円、2年で12万円たまります。大事なのは金額より「途切れさせないこと」。きつくなったら、ためらわず金額を下げてOKです。
ステップ3:ボーナス・臨時収入の一部を上乗せ
毎月の積み立てに加えて、ボーナスや臨時収入が入ったら、その一部だけを防衛資金に回します。全額はムリしなくていいので「半分は自分のごほうび、一部は防衛資金へ」くらいのバランスで。これで貯まるスピードがぐっと上がります。
「そもそも毎月カツカツで、回すお金が無い」という人は、先に家計を整えると、自然とタネ銭が生まれます。手取り20万円・貯金ゼロからの家計の整え方は、こちらでくわしく解説しています。
👉 あわせて読みたい:手取り20万円・貯金ゼロから始める家計の整え方|月3万円貯める3ステップ
私の体感だと、いちばん効いたのは「先取り+自動化」でした。手元に残ったお金は、不思議と使っちゃうんですよね。最初に見えないところへ避難させると、同じ手取りでも貯まり方がぜんぜん違いますよ。
よくある質問
Q1. カードのリボ払いやローンが残っています。先に貯金すべき?
その場合は借金の返済が先です。リボ払いやカードローンの金利は年15%前後と、預金の金利(0.38%など)とは比べものにならないほど高いからです。高い利息を払いながら貯金しても、お金は増えるどころか減ってしまいます。まずは高金利の借金を片づけ、それから防衛資金へ進みましょう。
Q2. ボーナスで一気に貯めたほうがいい?
一気に貯められるならもちろんOKですが、ムリは禁物です。少しずつでも、毎月コツコツのほうが習慣になり、長続きします。「ボーナス頼み」だと、ボーナスが減った年に止まってしまいがちです。
Q3. 貯まったら、全部を投資に回していい?
いいえ。生活防衛資金は、常に手元に残しておくのが鉄則です。これは“いざというときのため”のお金。投資に回すのは、防衛資金とは別の「使う予定のない余ったお金」だけにしましょう。
Q4. 定期預金に入れたほうが金利が高いのでは?
定期預金は金利が少し高い反面、すぐに引き出しにくいのが弱点です。生活防衛資金は「いざというときにすぐ使えること」が最優先なので、基本は普通預金に置きます。
まとめ
生活防衛資金は、あなたの生活を「もしも」から守るお守り貯金です。最後に大事なポイントをおさらいします。
1. 目安は会社員なら生活費の3〜6ヶ月分、自営業・子育て世帯は6ヶ月〜1年分。金額は「毎月の生活費 × 何ヶ月分」で計算します。
2. いきなり満額を目指さなくて大丈夫。まずは「生活費1ヶ月分」を最初のゴールに、月数千円からコツコツでOKです。
3. 順番は「生活防衛資金が先、投資はあと」。ただし最低ラインができたら、新NISAを少額で並行してもかまいません。
4. 置き場所は、すぐ引き出せて金利の高いネット銀行の普通預金。楽天証券で投資をするなら、楽天銀行のマネーブリッジが相性◎です。
貯金ゼロは、スタート地点としてまったく問題ありません。焦らず、あなたのペースで、今日の月数千円から始めれば、半年後・1年後のあなたは、きっと今よりずっと安心できているはずです。
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元金融素人。家計の将来不安から新NISAデビューして、楽天VTI月3万円を楽天カード自動買付でコツコツ積立中。「無理せず、コツコツ、私のペースで」をモットーに、初心者目線でわかりやすい言葉で資産形成を発信しています。


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